フェズ

fez

フェズへ。
モロッコ最古の王都として知られ、迷路のような旧市街(メディナ)は世界遺産としても人気のある場所。
メディナの周囲は5mほどはありそうな高い壁で囲われていて、幾つかのゲートからしか内部へのアクセスは出来ない。
地元の人に聞くところによると、昔はメディナの住人以外は(モロッコ人ですら)自由に出入り出来なかったそうだけど、今ではRiadと呼ばれるホテル、そしてレストランなど、この迷路のような街を求めて世界中からやってくるツーリストの存在も前提にした街の運営がなされている。
メディナのはずれから少し登ったところにある小さな山の斜面から眺めると、フェズの街全体が俯瞰することが出来た。街は新市街、空港と…維持・拡大している。

街を歩いていて驚いたのは、色々なところから集めた古材・ガラクタを再生して暮らす集落があったことと、メディナの古い建物の至る所を行政が主導してプライオリティをつけて修復していること。そして、メインストリートもツーリスト向けとローカル向けとで分けていたこと。
そして荘厳なモスクやゲートが、当たり前かのように街中に点在している。

一見すると、この地はとても限定されたリソースながらも、かくも魅力的にみせるのか。そこには明確なビジョンやストラテジーとも言えるものがある。
負けてられないっす、日本。

しかし、マラケシュと比べると(いずれも数日のみの滞在だけど)自分はフェズの方が圧倒的に良かったなぁ。英語はあんまり通じなかったけど。

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