ラバト
砂漠からそのままフェズに赴こうと思っていたけれど…人生ではじめてのムスリムでモロッコ人のお友達が出来、首都ラバトに立ち寄る機会に恵まれました。 学校の関係でお昼にはお別れとなったカウタルは、エンジニアリングを学んでいて今年からパリへ。その後はアルゼンチンか中国か日本へ行くことを考えている。 彼女たちに接するまでの自分は、ムスリムそしてモロッコの人々に対して、無知がゆえのある種の偏見(固定観念、先入観)をたぶんに抱いていたように思うけど、こんなにも身近に感じ、共感や尊敬の念を感じさせてくれることが嬉しかったし、 ラバーブとは、早朝4:55のマラケシュ発の列車に飛び乗って、22時発のフェズ行きの列車へ見送ってもらうまでの、長い長い(けれどつかの間の)一日を過ごした訳だけど、お互いの旅や夢、音楽をシェアし、政治や仕事、家族や日常生活に至るまで…話題はどこまでも尽きなかった。 なんだかちょっと大げさかもしれないけど、こうした人と人とのアナログな関係性を紡いでいくことが出来れば、この世界は、誤解とか利権といった類いのしがらみを超えて繋がっていけるんだなぁ…と。 ラバトは、モロッコの首都でありながら、ツーリストにとってはさほど有名で無いように思います。しかし、街の機能と歴史的・文化的景観が近接し、そこかしこに海や丘といった豊かな自然が点在する美しい街でした。 そして、ラバーブとカウタルのお二人、本当にありがとう♡ |